<DNS基本編①>
今回はインターネットの最重要要素といっても過言ではない、「DNS」について書いていきます!といっても奥が深いので、数回に分けてご紹介していこうと思います。✌✌
さて、基本的なところから行きますが、「DNS」ってなんでしょうか?
以下、ポイントをご紹介します!!
・「IPアドレス」は数字の羅列で覚えにくいし、分かりにくい!だから「分かりやすい文字」で色々なやり取りをしたい!この「分かりやすい文字」のことを「ドメイン名」という
・ただ、インターネットの世界では通信をする際の宛先はIPアドレスでやり取りしなければいけないというルールになっている
・それなら、「ドメイン名」と「IPアドレス」の対応表があれば良いじゃん!ということで考えられたのが「DNS」です。
・このDNSはクライアント・サーバ型の仕組みであり、クライアントは「このドメイン名に対応するIPアドレスを教えて~」とサーバに要求を出し、サーバ「これがお目当てのIPアドレスだぞ」とクライアントへ応答をするのが基本的な動作となる。
つまり、
【DNS:ドメイン名とIPアドレスの対応情報を作り、分かりやすい形で色々なやり取りを可能にする仕組み】
というわけです。(前置きが長くなりましたね・・・すみません笑)
なるべくシンプルにご紹介をしていきたいので、この辺で<DNS基本編①>は終わりにしようと思いましたが、1つだけウンチクを書かせて頂いてから終わらせてください!(笑)
で、どんなウンチクか?ですが、それは「Hostsファイル」についてです。
実は「ドメイン名とIPアドレスの対応情報を作り、分かりやすい形で色々なやり取りを可能にする仕組み」の元祖はDNSではなく「Hostsファイル」なのです。
じゃあ、この元祖はいったい何者なのか?
ここでは、
【Hostsファイル:ドメイン名とIPアドレスの対応情報が書かれたファイル】
と覚えておけばOK!
具体的には、
①管理者の方などがこのHostsファイルに新しいドメイン名とIPアドレスの対応情報を追記したり削除したりして、特定のサーバーとかで管理します。
(※変更がなければ良いですが、あればその都度作業する必要があります😿)
②そして僕たちのようなユーザー(=クライアント)は管理者が更新してくれたHostsファイルを自分の端末にダウンロードします。ちなみに、ダウンロードは手動、自動、FTPサーバーから取得、USBでもらう等々・・・
とにかく「様々なパターンがあるんだな~」と覚えておいてください!
この仕組みどうでしょうか。DNSなんかなくても何とかなりそうじゃないでしょうか?
でも、IPアドレスが1万個とかの場合を想像するとどうでしょうか・・・
(僕が管理者で、①の作業をしなければいけなかったら、辞職します。笑)
そうなんです。
このHostsファイルは現代のように高度に発展したインターネット環境においては困ることがあるのです。
その一つが、管理の手間がとてつもないということです。ちなみに、その他にも以下のような問題があったります。
・最新のHostsファイルをダウンロードできないと、アクセスしたいところにアクセスできない
(※これは自動ダウンロードされる仕組みを整えれば解決できますね!)
・頻繁にHostsファイルが更新されると、そのたびにHostsファイルをダウンロードする必要があるので、帯域を消費しまくる
(※これは自動ダウンロードされる仕組みでも回避不可です・・・)
・Hostsファイルの更新を忘れたり、更新時のタイムラグでアクセスしたいところにアクセスできないことがある
(※管理者の気持ちになれば、そう簡単には責められないですよね)
他にも困ることはあるかと思いますが、このくらい覚えておけば十分詳しい人になれると思います!但し、一つ誤解をしないで頂きたいことがあります。
それは、「Hostsファイルは大きな環境に向いていないだけで、小さな環境ではシンプルで優れた仕組みである」ということです。
現在インターネット環境においてもHostsファイルは普通に使われていますし、十分優れた仕組みなんです。要は使いどころの問題なんですね(≧▽≦)
少し長くなりましたね。最後までお付き合い頂き、ありがとうございます!
引き続き、DNSシリーズをよろしくお願いいたします♪♪♪♪♪
以上です!!